Nikon D5300 を中古で購入したことは以前にも書きましたが、中古を購入するのに抵抗がある人も多いと思います。まぁわたしもどちらかというと新品のほうが好きなんですが。

中古を購入するのに抵抗がある理由として、「どのくらい使われているものなのかわからない」というのがあります。
前のオーナーさんが写真を撮るのが大好きだった場合はショット数が多いでしょうし、年に数回子供さんの運動会や旅行のときにしか写真を取らないって人がオーナーさんだったらショット数は少ないでしょう。
カメラのシャッターには耐用回数(何回くらいならまぁ壊れないと思いますよ的な)がありますから、できるだけ長く使えるほうがいいと思うのは至極当然です。

ということで、ショット数を調べる方法とそれに付随して考え事をしてみます。


シャッターの耐用回数

そもそもデジタル一眼レフのシャッター耐用回数ってどのくらいでしょう。
機種によってはメーカーが公開してるものもあります。例えば Nikon の現行のフラッグシップ機 D6 の場合だとこんな感じに書いてあります。

さすがにプロユースだけあって40万回のレリーズテストをクリアしてます。仕事で使うものですから壊れたら困りますからね。

D5300 の場合、メーカーのサイトには情報が載っていませんね (;^ω^)

一般的に、シャッターの耐用回数はこのくらいだと言われています。
エントリーモデル:3万から5万回
中級機:10万から15万回
ハイエンド機:30万から50万回
D5300 はエントリーモデルという位置づけらしいので、3万から5万回くらいって捉えておけば間違いなさそうです。

ちなみに、”耐用回数に達したら壊れる”というわけではないです。耐用回数がくる前に壊れることもありますし、耐用回数を遥かに超えても壊れないこともあります。

ショット数を調べる

中古で買った場合には"特に"だと思いますが、ショット数(今までに何回シャッターを切ったか)は気になります。販売店や販売業者によっては「このカメラのショット数は○枚」と公開してくれているところもありますが、ネット通販だとほとんど公開されてないですね。

余談ですが、ショット数って車で言うところの総走行距離みたいなもんですから、中古を売るときには公開しておいてほしいなぁ、と思います。中古車買う時に絶対見るでしょ。総走行距離って。

仕方ないので買ったあとでサービスセンターに持ち込んで調べてもらうか自分で調べることになるわけですが、自分で調べる場合は写真からショット数を調べてくれるウェブサイトを利用するかショット数を調べられるソフトを使うかになります。


写真からショット数を調べてくれるウェブサイトとしては、ショット数.comが有名です。

10MB以内の大きさのJPEG形式の写真をアップロードするだけで、写真に含まれる Exif データを調べてショット数を表示してくれます。

ちなみに、わたしが買った D5300 のショット数は 1,491枚 でした。
ショット数20200630確認
まだまだ使えますね (*´ω`*)


ショット数を調べられるソフトだと xnview や PhotoMe なんかがあります。ちなみに両方とも公式アプリではありません。サイトは英語です。
Macの場合は純正アプリのプレビューでインスペクタを表示すると見られるようです(持ってないからよくわかりませんが)。
Canon のカメラだとCanon EOS Didital Info というソフトもあるようです。これも公式アプリではないみたい。

またまた余談ですが、せっかくNikon だと ViewNX-i とか出してるんですから、そういうソフトでも見れるようにしてほしいもんだ、と思います。

あと何年使える?

どのくらいの期間使えるのかというのも気になるところですが、単純にシャッター耐用回数から計算してみることはできます。

年に4回旅行に行って、あとは子供の運動会なんかの学校行事の時に使う というライトな方の場合は、4(回)☓100(ショット)+100(ショット)として年間 500ショットくらいでしょうか。
これだと理屈では60年で3万ショットということになります。

1ヶ月に4回撮影に出かけて1回に70枚(36枚撮りフィルム2本分)撮るという結構好きな人なら、1ヶ月に 4(回)☓36(枚)☓2(本)=288 ということになります。約300カットですね。
シャッター耐用回数を3万回とすると、30,000(回)÷300(ショット)=100(ヶ月)になります。エントリーモデルでも約8年くらい使える計算になります。

プロのカメラマンの方がどのくらい撮るかはわからないので、わたしが昔通っていた某写真学校の学生さんを引き合いに出してみます。ちなみに2年生に進級する時の条件のひとつが「36枚撮りのフィルムで300本撮っていること」だったりしました(今はどうなってるのか知りませんが)。
この場合、1年間に最低でも 10,800回はシャッターを切ることになりますから、エントリーモデルだと3年弱で耐用回数を超えることになります。


こう見てみると、エントリーモデルでもシャッター耐用回数を超えるまでに十分な期間がかかるといえます(某写真学校の学生さんを除く)。多分壊れる前に上位機種に買い換える人が多いでしょう。


デジカメの買い替えに関しては、こちらの記事にわかりやすく書いてあります。

やはり上位機種への乗り換えで買い換える人が多いようです。故障したから買い替えという人もある程度いるようですが、今は修理するのと買い換えるのであまり値段が変わらないんでしょうか…わたしなんかだと修理して使っちゃうんですけどね。

よほど運が悪くなければ、中古のデジタル一眼レフでも十分使えますね。
乗り換えまでの期間は2020年現在で約6年くらいだそうです。6年続く趣味なら、そのくらいの期間で買い替えたくなりますよね。
正直言うと、わたしもフルサイズのデジタル一眼を密かに狙っていたりします…w

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