いつかこの日が来るとは思ってましたが、ついに来ちゃいました。

ニコンFマウントから 他のマウントに移行する日

今日はそのあたりの話をちょこっとしてみます。

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発端

直接の理由は、3ヶ月前くらいからD600のメインダイヤルが接触不良ぽくなって、操作に支障をきたすようになってきたことです。ダイヤル回してもシャッタースピードが変わったり変わらなかったり…これイライラするのよね(笑)

D600は今から12年前の2012年秋に発表されたデジタル一眼レフです。
色々とすったもんだがあった機種ということもあってか、すでにニコンでは修理の受付が終了してます。寿命が来た、と思ったほうがよさそう。
ひょっとしたら修理できるところがあるかもしれないですが、NikonももうFマウントのデジタル一眼レフは出さないような気がしますし、新たに中古でフルサイズ機を買うのもどうなんだ(意外とすぐに修理できなくなりそうだし)とも思ったんですよね。

以前から4K動画に手を出してみたいって思ってましたし、「多分神様の思し召しなんだそうなんだきっとそうだそうに違いない」と思い込むことにして、思い切って買い替えることにしました。
ちなみにウチにあるもう1台のD5300はFHD60pまでしか撮れません。

コンデジはどうだ?

正直なところ、別にレンズ交換式の機種にこだわってもいなかったので、最初は4K動画を撮れるコンデジを探しました。
そしたらなんと!以前あれだけ色んな種類が売られていたコンデジって、今はほとんど売ってないのね…。
まったく売ってないわけでもないんですが、CanonとOM-SYSTEM(旧オリンパス?)あたりが気を吐いてるくらいみたい。あとはお高い高級コンデジって呼ばれるヤツ。

YouTubeにCanonのPowerShot SX740 HSという現行機種で撮った動画が上がってたので、観てみました。
「光学40倍ズームはたしかにすごい!…でもこれ三脚使わないと手ブレがヤバくね?」と、普段GoProMaxのブレのほとんどない動画を見慣れてるわたしとしては思ってしまったわけです。
三脚に載せて撮るんだったらコンデジ使う意味ないわなぁ…。

高級コンデジと呼ばれる機種までいけば変わってきそうな気もしますが、そうすると価格的にはミラーレス一眼のエントリーモデルと大差なくなるという。
昔みたいに街角スナップだけ撮ってるんならともかく、なおさらコンデジである意味がないわなぁ(笑)

候補に上がりそうな機種たち

あらあら困ったわねぇ…ということで、ミラーレス一眼のエントリーモデルを色々調べてみました。

NikonのミラーレスはZマウントなので、今まで使っていたFマウントのレンズはそのままでは付きません。FTZ(純正マウントアダプター)を挟むという手もありますが、マウントが変わるならNikonにこだわる必然性もないので、ひとまず白紙ということに。

探す基準は、
  • 予算は10万~15万(中古可)
  • 4K30fpsの動画撮影ができること
  • キットズームレンズのセットで広角側から望遠側までそこそこカバーできること
  • EVF(ファインダー)は欲しいぞ
の4つにしました。


候補として考えたものを書き出してみます。価格についてはマップカメラの2024年1月20日頃のものです。

OM-SYSTEM OM-D E-M10 Mark IV EZダブルズームキット

センサーサイズはマイクロフォーサーズで、キットズームセットで広角側28mmから望遠側300mm(フルサイズ換算)までカバーしてます。ボディー内5軸手ブレ補正機構搭載。新品価格¥102,700(税込み・マップカメラ価格)。

Nikon Z50 ダブルズームキット
センサーサイズはAPS-C。キットズームセットで広角側24mmから望遠側375mm(フルサイズ換算)までカバー。4K30fpsに加えてFHD120fpsも可能。新品価格¥149,220(税込み・マップカメラ価格)中古は約¥120,000~。

キヤノン EOS R50 ダブルズームキット

センサーサイズはAPS-C。キットズームセットで広角側28mmから望遠側315mm(フルサイズ換算)までをカバー。AFの被写体認識は"人物、動物、乗り物"と多め。4K30fpsに加えてFHD120fpsも可能。新品価格¥140,580(税込み・マップカメラ価格)中古は約¥133,000~。

キヤノン EOS R100 ダブルズームキット
センサーサイズはAPS-C。キットズームセットで広角側28mmから望遠側315mm(フルサイズ換算)までをカバー。R50よりさらにエントリーに寄った感じ。4K30fpsに加えてHD(←注意)120fpsも可能。新品価格¥114,840(税込み・マップカメラ価格)。


レンズを単品で買い揃えられる人ならもっと選択肢は広がると思いますが、そこまでお金をかけられるならエントリー機より中級機やハイエンド機を買ったほうが幸せになれるような気がしなくもないデス。というかワシならそうする。

最終的にコレにしました

最終的にNikon Z50 ダブルズームキット(中古)にしました。
DSC_0108
マイクロフォーサーズよりはAPS-Cを、という感じです。
導入するかは決めてませんが、先でFTZを使ってニコンFマウントのレンズを使うとなった時にも楽そうなイメージ。
中古ならキヤノンのR50より(少しだけですが)安く上がるっていうのも理由。

「なんでEOS R50じゃないの?」というとですね…YouTubeでキヤノンをゴリ押ししてたプロカメラマンの動画を見て以来企業イメージが底を打ってるからです(すげーわかりにくくてどうでもいい話)。キヤノンのカメラを見るとあの顔が浮かんできて「あ、アカン…」となってしまうのよ。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」てヤツですかねぇ。広告で付くイメージってコワイとわたしも思います。

あと、雑誌やウェブやYouTubeのレビューなんかで、この"ダブルズームキット"の評判がエラく良いのが大きかったです。
キットレンズの評価って低いのが普通です。特に望遠キットズームなんていい評判をほぼほぼ聞きません。なんなら「望遠ズームは金が無いならサードパーティ製を買え そっちの方が良い」とか言われます。ですが、Z50のダブルズームキットに含まれてるズームって結構評判が良いのですよ。
もちろん開放F値は暗いですし、大三元や小三元と言われるお高いレンズと比べれば画質は落ちるんだろうと思いますが(でも正直ワシにはあんまり見分けがつかんよ?)、わたしの用途ならとりあえずはこれでいいかな、と思えちゃったのが大きいかな。

まだほとんど撮ってないので、使い心地とか写り心地みたいなのはまた先の記事で、ということでお願いします。

マウント乗り換えって大変

それにしても、マウント乗り換えって思ってたより大変でした。
愛着みたいなのもありますし(中2のときに初めてカメラ買って以来だから40年以上になりますか(笑))、昔はボディ本体よりもレンズが主役って部分が大きかったですから、なんか感慨深いものがある気がします。
もっとも、これからもD5300ではニコンFマウントを使い続けていくわけですし、FTZ等のマウントアダプターを使えばZ50でも使えるわけですから、そう考えればダメージは最低限に抑えられたのかなと思ったりもします。

でも正直、なんのかんので13万近い出費になったのは痛かったわねぇ…。
あと何年生きてるかもよくわからんし、葬式代に取っといたほうがよかったかもねぇ(笑)

 
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