DaVinci Resolve の備忘録シリーズです。

今回は、動画の最後やシーンの変わり目などでホワイトアウト(画面を白く飛ばす)させる方法です。
複数の方法があるので、使いやすいやり方でいいかと思います。
筆者の使用しているバージョンは17.3です。

ちなみに、ブラックアウトさせるだけならクリップを選択して上の角に出るマーカーを動かしてフェードアウトさせるだけでできます。



[Edit画面] ツールボックスのジェネレーター > 単色

Edit画面で操作します。
ホワイトアウトさせてムービーが終了するまでの時間に融通が利くので、個人的に好きな手法です。

1-1
[ツールボックス]の[ジェネレーター]から[単色]を選んで、タイムラインに配置します。
インスペクタで色を白に変更します。

クリップの上側に配置した場合は、こういう感じにフェードインさせます。
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クリップの下側に配置した場合は、クリップをフェードアウトさせます。
1-3

単色オブジェクトの長さを変えてクリップの後ろにはみ出している部分を調整することで、ホワイトアウトさせてから次のシーンに移るまで(または終わるまで)の長さをコントロールできます。

[Fusion画面] Background を Merge

Fusion画面で行います。

Fusion画面に切り替えた状態です。MediaIn1とMediaOut1が繋がっているだけです。
2-1

Backgroundを追加します。Merge1も追加されて、こういう感じになると思います。
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MediaIn1を選択した状態でBackgroundを追加すると上のような状態になると思いますが、Backgroundだけが追加された時は、Mergeを追加して接続してください。

Backgroundノードを選択して、インスペクタで色を変えます。
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ホワイトアウトを始めるフレームにインジケーターを持っていき、
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Merge1ノードを選択して、インスペクタのMergeタブにあるBlendを0にして透過させます。キーフレームを打つのを忘れないように。
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ホワイトアウトを完了させるフレームにインジケーターを移動させ、Blendの数値を1にします。
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ぶっちゃけ面倒な手法なので、あまりオススメはしませんw


[Edit画面] OpenFX > ResolveFXジェネレート > カラージェネレート

Edit画面で操作します。
DaVinci Resolve のバージョン17で使えるようになった手法のようです。
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[OpenFX]の中にある[ResolveFXジェネレート]の[カラージェネレーター]をクリップ上にドラッグ&ドロップします。
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ホワイトアウトを始めるフレームにインジケーターを移動させ、色を変え、全体のブレンドの数値を0にします。キーフレームを打つのを忘れないように。
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ホワイトアウトを完了させるフレームにインジケーターを移動させ、全体のブレンドの数値を1にします。
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とりあえず3つ書き留めておきます。


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