スズキ アドレス125 DT11Aの納車からほぼ2年になりました。
今の総走行距離は13,000kmくらい。意外と走れてませんね。
今年の夏が暑すぎて全然乗れなかったのが大きかったかなぁ、と思います。
キリがいいので、このあたりで2年間 / 13,000km乗ったインプレッションっぽいものをやってみようと思います。
もう製造されていないバイクですから新車で購入する人はいらっしゃらないと思いますが、何かの参考になればいいかなぁ。
※ この記事の内容は スズキ アドレス125 DT11A についてです。2023年現在の現行車 8BJ-DP12H についてではありませんのでご注意ください ※
動画も作ってあります。よければどうぞ。
ありがたいことに、なんか妙に伸びてます(笑)
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スクーターの良いところは、日常使いからツーリングまでほぼなんでもこなせるところです。
ということで、普段使い・日帰りツーリング・長距離ツーリング(SSTR)の各シチュエーションごとに感想を書いてみます。
あとは維持費でしょうか。維持費やコストを考えて125ccを選ぶ方も多いと思うので、これについても触れておきます。
DT11Aのシート下のメットインスペースは結構小さく、ジェットヘルが入るか入らないか(フルフェイスは無理ぽい)くらいの広さです。なので「特売日だ!ポイント2倍だ!買い込むぜぃ!」なんてことをしたり「お米も買わなきゃな~」なんてことをするならリアボックス必須になります。
逆に言うと、リアボックスさえ付けてしまえば"通勤快速"の異名通り、通勤からスーパーでの買い出しまでほぼ敵なしになります。ストレスなく回るエンジンはスムーズに交通の流れに乗れますし、大きすぎない車体は街中や駐輪場(駐車場)での取り回しも楽です。硬すぎず軟からすぎないサスペンションは大きめの路面ギャップにも強いです。
足元がフラットで超広い(しかも足を前に投げ出せる)のもツーリングを快適にしているポイントかな、と思います。最近は真ん中にフレームが通っていてふくらはぎで車体をホールドできるスクーター(PCXとかNMAXみたいなヤツね)が増えてきましたが、このバイクくらい超広いフラットな足元だと足を置く場所を自由に変えられるのでポジション的にも無理がありません。
ただし足元フラットだと車体のグリップは"踏ん張る"しかないわけで、ギャップの多い道やアップダウンの激しい道では足に力を入れすぎて(踏ん張りすぎて)太ももあたりがプルプルしてきたりもします。こういう時にはふくらはぎグリップができるPCXやNMAXを羨ましく感じます。
日帰りツーリングくらいだと極端に大きいリアボックスを付けなくても十分な積載能力があるので、積載については問題ないと思います。
原付二種スクーターとはいえ125cc空冷単気筒のバイクですから、それなりに計画を建てれば長距離ツーリングも平気でこなせます。
ていうか50ccの原付でもSSTRを完走する人はいますから、それより排気量の大きい125ccならよほどのトラブルがなければ完走できると思いますけどね。
もちろん、高速道路を走れるバイクと比べれば1日に走れる距離は短いです。身体の疲れ方も大型バイクと比べれば大きいです。ですから一気に長距離を走る"弾丸ツーリング"には向きません。
無理をせずに刻んでいくスタイルのツーリングをする方なら、長距離ツーリングでも問題なくこなせます。
タンデムシート部分に大きい荷物を積載しようとすると不便に感じます。
リアキャリアと一体になったグラブバーにゴムロープなりをかけて固定するということになりますが、元々そこまで大きいものを積むようにできていないので少し短く感じます。
DT11Aはシート下に給油口があるのでシートを上げないといけませんが、タンデムシートに大きいもの(重たいもの)を積むと給油時が非常に面倒になります。
タンデムシートにはあまり大きなもの(重たいもの)を載せないようにしたほうがいいと思います。
自賠責保険料は、3年間で10,170円。ちなみに126~250ccで3年間だと10,490円なので、実際のところ125ccも250ccも自賠責保険料はほとんど変わりません。
任意保険の部分を見てみましょう。
原付二種だとファミリーバイク特約が使えるという部分が強調されがちですが、実は1台だけだとそれほど安いわけでもないようです。また、コロナ禍以降は原付/原付二種に乗る人が増えてファミリーバイク特約の利用件数が増え、特約料金が上がったような話も聞きます。
簡単に調べてみたところ、バイクの任意保険だと年間8000円~30,000円くらい・ファミリーバイク特約だと年間8000円(自損事故タイプ)~20,000円(人身傷害タイプ)くらいのようです。
ファミリーバイク特約にはロードサービスがつかないのが普通なので、よく遠距離にツーリングに行く人の場合は少し考える必要があるかもしれません。
1台しかバイクを所有していない場合だと保証の充実している通常のバイク保険のほうがいいかもしれません(わたしは通常のバイク保険に入ってます)。
ファミリーバイク特約には台数制限がないので、家族で複数台の原付・原付二種を所有している場合(例えば、お父さんの通勤用・お母さんの買い物用・子供さんの通学用 といった場合など)、1台あたりの金額は安くなります。
保険の話はこのくらいにして、今までにどのくらい維持費がかかったかを見てみます。
オイル交換は1,000km - 4,000km - 6,000km - 8,000km - 9,200km - 12,000km で行いました。初回の1,000kmは無料だったので5回分7,500円くらい。
ガソリン代はかなり変動したので難しいですが、現在の総走行距離が 13,000km・平均燃費が約55km/lなので給油したガソリンは約237リットルになります。1リットルを170円とするとだいたい40,000円ということになりますね。平均燃費50km/l超えというのが光ります。
維持費という面でいうと、納車から2年ということで、そろそろ点検やパーツの交換なんかも増えていくと思います。
もう2~3,000km走るとリアタイヤが交換になりそうです。だいたい工賃込みで10,000円くらい。
プラグもまだ交換してないので、そろそろ交換かなぁ、と思います。
乗ってて不便の感じるところはほとんどないですし、不満点がないわけじゃないですが(時計がついてないとかメットインが狭いとか)価格を考えればチャラにできちゃいます。
3年前に心筋梗塞をやったことで体力がごっそり落ちて、正直なところ250ccクラスのバイクでも倒したら起こせる自信がなかったりします。
「125ccのスクーターならなんとかできるかなぁ…」という感じだったんですが、その意味では正解だった気がします。今まで2回倒しましたが(坂道でサイドスタンド中途半端と、台風の強風)起こせました(笑)
唯一、高速や自動車専用道 や一部のバイパスに乗れないので長距離ツーリングをする時に「う~ん…」となることがありますが、それはもう仕方ないですからね。
今のところSSTRくらいしか高速を使いたくなる長距離ツーリングをする予定がないので、あまり深く考えないことにします(笑)
今の総走行距離は13,000kmくらい。意外と走れてませんね。
今年の夏が暑すぎて全然乗れなかったのが大きかったかなぁ、と思います。
キリがいいので、このあたりで2年間 / 13,000km乗ったインプレッションっぽいものをやってみようと思います。
もう製造されていないバイクですから新車で購入する人はいらっしゃらないと思いますが、何かの参考になればいいかなぁ。
※ この記事の内容は スズキ アドレス125 DT11A についてです。2023年現在の現行車 8BJ-DP12H についてではありませんのでご注意ください ※
動画も作ってあります。よければどうぞ。
ありがたいことに、なんか妙に伸びてます(笑)
スクーターの良いところは、日常使いからツーリングまでほぼなんでもこなせるところです。
ということで、普段使い・日帰りツーリング・長距離ツーリング(SSTR)の各シチュエーションごとに感想を書いてみます。
あとは維持費でしょうか。維持費やコストを考えて125ccを選ぶ方も多いと思うので、これについても触れておきます。
普段使い
スクーターということで気負わずに乗れるので普段使いは大得意…と言いたいところですが、正直なところリアボックスを付けないとスーパーでお買い物というのはちょっとキビシイです。DT11Aのシート下のメットインスペースは結構小さく、ジェットヘルが入るか入らないか(フルフェイスは無理ぽい)くらいの広さです。なので「特売日だ!ポイント2倍だ!買い込むぜぃ!」なんてことをしたり「お米も買わなきゃな~」なんてことをするならリアボックス必須になります。
逆に言うと、リアボックスさえ付けてしまえば"通勤快速"の異名通り、通勤からスーパーでの買い出しまでほぼ敵なしになります。ストレスなく回るエンジンはスムーズに交通の流れに乗れますし、大きすぎない車体は街中や駐輪場(駐車場)での取り回しも楽です。硬すぎず軟からすぎないサスペンションは大きめの路面ギャップにも強いです。
日帰りツーリング
前述しましたが、持ち前のエンジンの軽快さに加え、適度な硬さの厚さ十分なシート、サスペンションが割といい感じなこともあってあまり疲労を感じません。正直なところ、おケツが痛くなったなんてことはほとんどありません。足元がフラットで超広い(しかも足を前に投げ出せる)のもツーリングを快適にしているポイントかな、と思います。最近は真ん中にフレームが通っていてふくらはぎで車体をホールドできるスクーター(PCXとかNMAXみたいなヤツね)が増えてきましたが、このバイクくらい超広いフラットな足元だと足を置く場所を自由に変えられるのでポジション的にも無理がありません。
ただし足元フラットだと車体のグリップは"踏ん張る"しかないわけで、ギャップの多い道やアップダウンの激しい道では足に力を入れすぎて(踏ん張りすぎて)太ももあたりがプルプルしてきたりもします。こういう時にはふくらはぎグリップができるPCXやNMAXを羨ましく感じます。
日帰りツーリングくらいだと極端に大きいリアボックスを付けなくても十分な積載能力があるので、積載については問題ないと思います。
長距離ツーリング(たとえばSSTRとか)
わたしはこのバイクで3泊4日/総走行距離1,500kmのSSTRを完走しました。原付二種スクーターとはいえ125cc空冷単気筒のバイクですから、それなりに計画を建てれば長距離ツーリングも平気でこなせます。
ていうか50ccの原付でもSSTRを完走する人はいますから、それより排気量の大きい125ccならよほどのトラブルがなければ完走できると思いますけどね。
もちろん、高速道路を走れるバイクと比べれば1日に走れる距離は短いです。身体の疲れ方も大型バイクと比べれば大きいです。ですから一気に長距離を走る"弾丸ツーリング"には向きません。
無理をせずに刻んでいくスタイルのツーリングをする方なら、長距離ツーリングでも問題なくこなせます。
タンデムシート部分に大きい荷物を積載しようとすると不便に感じます。
リアキャリアと一体になったグラブバーにゴムロープなりをかけて固定するということになりますが、元々そこまで大きいものを積むようにできていないので少し短く感じます。
グラブバーは荷物を固定するには少し短い 長くするとタンデムに支障が出るためか
DT11Aはシート下に給油口があるのでシートを上げないといけませんが、タンデムシートに大きいもの(重たいもの)を積むと給油時が非常に面倒になります。
タンデムシートにはあまり大きなもの(重たいもの)を載せないようにしたほうがいいと思います。
維持費とか
「維持費が安く済むから原付二種を選んだ」という方も多いと思います。実際のところ、どうでしょうか。自賠責保険料は、3年間で10,170円。ちなみに126~250ccで3年間だと10,490円なので、実際のところ125ccも250ccも自賠責保険料はほとんど変わりません。
任意保険の部分を見てみましょう。
原付二種だとファミリーバイク特約が使えるという部分が強調されがちですが、実は1台だけだとそれほど安いわけでもないようです。また、コロナ禍以降は原付/原付二種に乗る人が増えてファミリーバイク特約の利用件数が増え、特約料金が上がったような話も聞きます。
簡単に調べてみたところ、バイクの任意保険だと年間8000円~30,000円くらい・ファミリーバイク特約だと年間8000円(自損事故タイプ)~20,000円(人身傷害タイプ)くらいのようです。
ファミリーバイク特約にはロードサービスがつかないのが普通なので、よく遠距離にツーリングに行く人の場合は少し考える必要があるかもしれません。
1台しかバイクを所有していない場合だと保証の充実している通常のバイク保険のほうがいいかもしれません(わたしは通常のバイク保険に入ってます)。
ファミリーバイク特約には台数制限がないので、家族で複数台の原付・原付二種を所有している場合(例えば、お父さんの通勤用・お母さんの買い物用・子供さんの通学用 といった場合など)、1台あたりの金額は安くなります。
保険の話はこのくらいにして、今までにどのくらい維持費がかかったかを見てみます。
オイル交換は1,000km - 4,000km - 6,000km - 8,000km - 9,200km - 12,000km で行いました。初回の1,000kmは無料だったので5回分7,500円くらい。
ガソリン代はかなり変動したので難しいですが、現在の総走行距離が 13,000km・平均燃費が約55km/lなので給油したガソリンは約237リットルになります。1リットルを170円とするとだいたい40,000円ということになりますね。平均燃費50km/l超えというのが光ります。
維持費という面でいうと、納車から2年ということで、そろそろ点検やパーツの交換なんかも増えていくと思います。
もう2~3,000km走るとリアタイヤが交換になりそうです。だいたい工賃込みで10,000円くらい。
プラグもまだ交換してないので、そろそろ交換かなぁ、と思います。
まとめっぽいもの
ぶっちゃけ"安いからコレにした"って感じだったんですが(乗り出し21万しなかった)、いいバイクだと思います。なんていうんだろ、変なクセがないんですよね。乗ってて不便の感じるところはほとんどないですし、不満点がないわけじゃないですが(時計がついてないとかメットインが狭いとか)価格を考えればチャラにできちゃいます。
3年前に心筋梗塞をやったことで体力がごっそり落ちて、正直なところ250ccクラスのバイクでも倒したら起こせる自信がなかったりします。
「125ccのスクーターならなんとかできるかなぁ…」という感じだったんですが、その意味では正解だった気がします。今まで2回倒しましたが(坂道でサイドスタンド中途半端と、台風の強風)起こせました(笑)
唯一、高速や自動車専用道 や一部のバイパスに乗れないので長距離ツーリングをする時に「う~ん…」となることがありますが、それはもう仕方ないですからね。
今のところSSTRくらいしか高速を使いたくなる長距離ツーリングをする予定がないので、あまり深く考えないことにします(笑)
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